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出会いのはなし  - みはまのお母さん -

お店やっとると、いろんな方がみえるんやわ。

 

大阪からみえた方で、

答志島に渡ってきたらだいぶ天気が荒れててね。

雨宿りする場所もなくて、

ここに荷物を置いて釣りに行きはったんやわ。

名前も顔もあんまり知らないんですけど、

『あくる日に行方不明とか…

もしなにかあったら、それは僕やと思ってよ。』

って行って釣りにいきはったりしてね。

 

また違う人で、すごい長い付き合いの人がおったんよ。

その人ね、病気で亡くなったんやけど

答志のこの「みはま」のことを

第2の家やと思ってくれとったから、

亡くなったときにその方の息子さんから

「お父さんがいつもお世話になりました。」

って連絡をいただいてね。

それで、お墓まいりに吹田のほうまで行ったころもあったね。

 

出会いってわからんもんよねぇ。

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